朗読者 (新潮文庫)ベルンハルトシュリンク ¥ 540 在庫あり。 ★★★★ |
朗読者 (新潮文庫) | |
| 第二次大戦の傷深いヨーロッパについにこういう作品が出た。終戦後は被害者の立場から書かれた作品が感銘を与えた。時を経て、被害者・加害者、正邪、強弱の尺度では割り切れないものが残った。もやもやと立ち籠めている。イデオロギーの時代が終焉した。 ハンナの存在に魅了されるひとは多いだろうが、いっぽうでハンナのさまざまな特質ー彼女が清潔好きだという点、所作がぶっきら棒に見えるほど逞しい肉体の持ち主だという点、曖昧さのないきりっとした性格など、このようなあまたの美点こそナチズムに結びつく欠点でもあった、そんなことにも気づかせてもらった。最後の年々日々のハンナはまさに殉教者を彷彿とさせた。彼女の受難に、態度に自分を重ねている作者の声が聞こえてくる。次の声を期待したい。先日この小説を映画化した「愛を読む人」を見、映画を見てこの小説を読もうと思った方の参考になればと思っています。 映画では、官能的な場面や裁判の場面など印象的なシーンが多い中、ケイト・ウィンスレット演じるハンナの秘密は何なのか、ということがこの映画の見せ場になっていると感じました。 しかし小説「朗読者」ではその秘密に対するハンナ、そし... | ||
夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語カズオ・イシグロ ¥ 1,680 通常2〜5週間以内に発送 ★★★★★ |
夜想曲集:音楽と夕暮れをめ... | |
| 人生をしんみりと彩る、音楽にまつわる、珠玉の五つの短編小説。 原題はとなっています。 カズオ・イシグロさんの初めての短編集。 それにしても、読後の印象の、ひそやかな、そしてしみじみとした端正な美しさはとても言い表せないほど素敵です。 翻訳はカズオ・イシグロさんの美しい英文を知悉された土屋政雄さんの名訳です。 本の装丁もとても素敵で、原作の雰囲気を大切にした丁寧な造りで、<カズオ・イシグロを読む喜び>を満喫できます。 英文にも興味をおもちの方は、ぜひ、原書、NOCTURNES Five Stories of Music and Nightfall を検索なさってみてください。原書も装丁がとても素敵です。 (ペーパー・バックでなく、数百円の違いですので、ぜひ、ハード・カバーでお求めになるのをお薦めします。) いずれも、最高の五つ星です。 長崎県生まれの英国人文学作家カズオ・イシグロが2005年のベストセラー大作「わたしを離さないで」以来4年振りに刊行した著者初の書き下ろし短編集です。著者は若い頃ミュージシャンを目指した時期もあったとの事で、本書に登場する音楽を... | ||
天使と悪魔 (下) (角川文庫)ダン・ブラウン ¥ 620 在庫あり。 ★★★★ |
天使と悪魔 (下) (角川... | |
| 映画の公開前に原作を読もうと思って購入しました。 ダンブラウンの本はダヴィンチコードがはじめてだったのですが こちらのほうが、原点でした。 最後のほうはちょっと壮大すぎて、苦笑しつつ読みましたが、 この原作がどのように映画になるのか、楽しみです。夢のような最新版の飛行機に乗せられて主人公が向かう先はスイスにある最先端の科学施設。そこで素人には理解しかねる最先端を行く科学実験が語られ(この部分も虚実取り混ぜた話になっているらしい;)、息つく間もなく今度は古の都、ローマへと飛び、二千年の時を刻むヴァチカン内部へと歩を進める‥。 冒頭からワクワクする展開。題名が暗示しているように、科学と宗教という相反するテーマを事件に上手く絡ませ、途中ちらりとエロティシズムも折り込みながら、ローマ市内の名所を巡りながら主人公の体を張った活劇が続いてゆく‥。 これは、作者が初めから映画化を意図していたのではないかと思えるほど、映像向きの物語です。お話としては第二弾に当たる「ダ・ヴィンチ・コード」よりもこちらのほうが映像になった場合、分かりやすいと思います。ただし宗教象徴学者である主人公の本領が遺憾なく発揮さ... | ||
天使と悪魔 (中) (角川文庫)ダン・ブラウン ¥ 620 在庫あり。 ★★★★★ |
天使と悪魔 (中) (角川... | |
| 『ダ・ヴィンチ・コード』は映像を先に見てしまった為「何で?」が連発で見た後に「????」のドタバタ劇にしか思えなかった。3回目に見たときにやっぱり駄目だ!って思い三日で読破それからまた見に行ってやっと全編が納得となりました。今回は事前に読んでからと思い購入。しかし映像への興味よりバチカンの摩訶不思議と中性子理論の原子物理学など興味深いことが多すぎて納得は難しそう。もう少し映像を見るのを先に延ばして納得の完全読破を目指して5回目に突入してます。ネットで調べながらの読書は久々です。これもまた楽しい読み方とエンジョイしてます。・・・・・どうも映像を見るのはDVD販売後になりそうです。読み進むうちに夢中になり、頭の中のイメージがどんどんスピードアップしていきます。 まるで自分がその場面の中に居るような感覚。 主人公が、その他の人物が実際に自分の側に居るような・・・ そんな小説って滅多にない。 引き込まれます!! 読んでから映画を観るか、観てから読むか どっちでも面白いと思います。この「天使と悪魔」そして「ダ・ヴィンチ・コード」の二作品を読んで感じたことは、この作者が一級のエンターテイメントを... | ||
天使と悪魔 (上) (角川文庫)ダン・ブラウン ¥ 620 在庫あり。 ★★★★★ |
天使と悪魔 (上) (角川... | |
| 映画も観ましたが断然原作のほうが面白いです。なにより登場人物のそれぞれの関係性の対比が、この作品のタイトルや科学と宗教という相対するテーマ性にもリンクしていて唸らされます。同時代を生きたヴァチカン寵愛の芸術家ベルニーニとヴァチカンに敵視されていたガリレオの関係も一見対比してるようで面白いです。 他にも、コーラーとカメルレンゴ、ヴィットリアとラングドン、それぞれの関係性は映画では描ききれてません。 サスペンス性の高さに関しては人それぞれ意見の分かれるところでしょうが、タイムリミットに向けての謎解きのギリギリの緊張感も原作の方がありましたね。映画観た方も一読されたほうが良いかと思います。私は、映画館で先に映画『天使と悪魔』を観てから原作の小説の方を読みました。 先に『映画』を鑑賞してから『原作』を読んでも悪くはないと思います。 ――ですが映画のほうは、取り扱っている内容のボリュームから考えてみると、短い時間の中で話が展開しているために、若干、理解しづらいところもありました。 『原作』の方は、映画版とは出てくる人物が若干違うものの、内容的には、かなり似ていると感じました。 小説の中のセ... | ||
誇りと復讐〈上〉 (新潮文庫)ジェフリーアーチャー ¥ 820 在庫あり。 ★★★★★ |
誇りと復讐〈上〉 (新潮文... | |
| スピード感のあるストーリー、脇役すら個性的で活き活きとした人物描写。出獄後の作品では衰えを感じずにはいられなかったアーチャーですが、本作品で希代のストーリーテラーぶりを遺憾なく発揮しています。傑作です。 上巻では主人公が幸せの絶頂から奈落の底まで突き落とされます。どうやってプリズンブレイクするのか。その手法に驚かされることでしょう。 刑務所の描写は解説者が言うようにまさに「転んでもタダでは起きない」。自身の経験を元にした情景が浮かび上がる見事な表現を実現しています。 アーチャー、久しぶりの長編です。「百万ドルを取り返せ」を彷彿とさせる興奮と「プリズン・ストーリー」で感じたアーチャーその人の人生の深みが味わえます。最初から最後まで一気に読めました。ストーリー展開は、アーチャー独特の偶然と矛盾に満ちていますが、違和感なく楽しめるのがこの人のすごいところ。今から次の長編が楽しみです。 | ||
誇りと復讐〈下〉 (新潮文庫)ジェフリーアーチャー ¥ 780 在庫あり。 ★★★★★ |
誇りと復讐〈下〉 (新潮文... | |
| 幼なじみと婚約したダニーは祝いにくり出たパブの席で3人組にからまれる。パブから出たダニーたちと3人組は口論になり、ダニーの婚約者の兄であり親友でもあるバーニーが3人組の1人に刺殺されてしまう。3人組の巧妙な偽証で無実の殺人の罪を着せられ、投獄させられるダニー。獄中、密かに復讐の作戦を練り、怒りの炎を燃え上がらせるが…。 代表作『百万ドルをとり返せ!』に勝るとも劣らぬ前評判で、さてさてと期待を胸に手を取ったが…正直若干期待ハズレ。 上下2巻の長編、最後まで読んだが、長すぎる、盛り上がりに欠ける、偶然性に過ぎる、といったところか。『百万ドルをとり返せ!』のシャープでキレのあるノンストップストーリーは望むべくもなかった。フットワークが重くてペンのキレが悪い。残念。アーチャー久々の会心作。この下巻では「復讐」と「最後の対決」が繰り広げられます。 財産をめぐる頭脳的な心理戦と息もつかせぬ法廷での応酬は特に秀逸。 敵役が極悪なので陰惨なリベンジを読者としては期待してしまいましたが、読後にスッキリとするようなラストが用意されています。「誇り」を最後まで失わなかった主人公に最もふさわしいラスト... | ||
天使は涙を流さない(二見ザ・ミステリ・コレクションハ 7-19 )リンダ・ハワード ¥ 890 在庫あり。 ★★★★★ |
天使は涙を流さない(二見ザ... | |
| リンダはすごいと思わされる作品でした。 この作品にはいつも以上に「芯」があります。 人間が生きるのは、より魂を磨くため。 失敗しても取り返せばいいと励まされる部分もあり、 かといって甘くはない現実とそれを超える愛を見つけた二人の強さ。 原題「DEATH ANGEL」 正義とは何か、それを考えさせられる作品です。 リンダのシングルタイトルはこのところ、あら?と思うものが多かったですが これは久しぶりに一気読みしました。 ヒロインがマフィアの愛人だという設定に、清純派ヒロインがお好みの方は 敬遠してしまうかもしれませんが、まぁとりあえず読んで見て下さい。 ヒーローが無意識に表すヒロインへの愛情にほろっときます。 ちょっとひっかかるのが、改心したヒロインが一生懸命「善行」しようと 頑張るんですが、その理由が理解はできるんですが共感はできませんでした。 何だか、どうやったらポイントを稼げるのか、と必死に考えてるような感じで。 ネタバレになるので詳しく書けませんが「善行」はやっぱり それが「人として正しい行いだと思うから」やってほしいな、という個人的な希望です。美貌とセックスと上手な嘘... | ||
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)J.K.ローリング ¥ 3,990 在庫あり。 ★★★★★ |
「ハリー・ポッターと死の秘... | |
| これほどまでに、売れた児童書に対してまぁまぁというのも失礼な話ですが。 1作目から3作目まではテンポも速く、その世界感にワクワクドキドキさせられ、意表をつく展開に胸が躍りました。 けれど、4作目の上巻でちょっと展開がもたついたなぁと感じました。 日本語版は分厚い上下巻だけど、本当に子ども(小学生以下)がこれを読めるのか??と。 かなり、読書が好きで根気がある子どもでないと下巻のおもしろさにたどり着く前に本を置いてしまうのではないか??と思いました。 5作目・6作目では主人公ハリーが悩み・葛藤しているせいもあるのですが、彼のイライラした言動が個人的にはあまり好きになれず。 そして、前作を読んでから次作までかなりのタムラグがあるので、読み出すといつもあまり頻繁にでてこない登場人物が誰かわからなくなる。が、一気に復習のため読み返すにはあまりにも長い。。 今作も同様で、上巻はテンポが悪い。 が、下巻はよかった。最終巻である今作、もっとも読者の心に残ったのは、ハリーでもアルバスでも、ヴェルデモードでもなく、報われない愛に生きた彼だったように思います。 あ、ネビルの別人のような成長ぶりもよかっ... | ||
アンティキテラ古代ギリシアのコンピュータジョー・マーチャント ¥ 1,995 在庫あり。 ★★★★ |
アンティキテラ古代ギリシア... | |
| この手の科学系(理工系?)ノンフィクションで、一般文系読者向けに書かれたものの一つの典型として、難しい話は抜きに「ヒューマンドキュメント」として読ませる、という手法がある。本書もその例に漏れない。題材自体の新奇性は大きいのだが、どうも謎に奥行きがないというか、二転三転するコンピュータの「機能」が概ね最初に設定された枠の中をはみ出さないので、個人的にはあっというほどの驚きがなく少し物足りなかった。用途の良く分からないオーパーツの一つとして紹介されていた記憶があった。 しかし、実はオーパーツではなかったとは! 約2000年前の沈没船から100年前に引き上げられ、何十年も放置された後、何人もの 研究者の手を経て、ついにその用途かここまで解明されようとは! 2000年まえにこれだけ精密な歯車の組み合わせを成し遂げるには、すごい技術者集団が 存在したことは容易に想像出来、その彼らの技術が継続的に継承されることなく、歴史に 埋もれて行ったとは...この話だけでもワクワクしてしまう。 (情報伝達の方法に限りのある世界では、ある特出した技術はひとたび時代に求められなく なったら朽ち果てるだけだったと... | ||
リンカーン弁護士〈上〉 (講談社文庫)マイクルコナリー ¥ 830 在庫あり。 ★★★★ |
リンカーン弁護士〈上〉 (... | |
| マイクル・コナリーの邦訳最新刊は、“当代最高のハードボイルド”といわれる<ハリー・ボッシュ>シリーズではなく、ミッキー・ハラーという刑事弁護士を主人公にした初のリーガル・サスペンスである。 本書は「国際ミステリー愛好家クラブ」が主催するマカヴィティ賞のベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)と「PWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)」のシェイマス賞のベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)の’06年度ダブル受賞作である。 収入は苦しく、有名でもなければ誇れる地位もない。私生活では2度の離婚を経験している。事務所を持たず、元妻を電話番として、高級車リンカーン・タウンカーの後部座席をオフィースとする中年の“リンカーン弁護士”ハラー。前半はロサンジェルスに点在する裁判所を縦横に行き来して従来の、主に麻薬がらみの依頼人たちのもとを訪れ、こまめに報酬を稼ぐ彼の日常が描かれる。 そんな彼に、「フランチャイズ事件」と呼ばれる、多額の報酬が約束された、資産家の息子の暴行事件に対する弁護の依頼が舞い込む。意気込んで事件を調べるハラーだが、事態はそううまく運ばず、その息子ルーレイがとんでもない悪党だということがわか... | ||
リンカーン弁護士〈下〉 (講談社文庫)マイクルコナリー ¥ 830 在庫あり。 ★★★★ |
リンカーン弁護士〈下〉 (... | |
| マイクル・コナリーの邦訳最新刊は、“当代最高のハードボイルド”といわれる<ハリー・ボッシュ>シリーズではなく、ミッキー・ハラーという刑事弁護士を主人公にした初のリーガル・サスペンスである。 本書は「国際ミステリー愛好家クラブ」が主催するマカヴィティ賞のベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)と「PWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)」のシェイマス賞のベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)の’06年度ダブル受賞作である。 収入は苦しく、有名でもなければ誇れる地位もない。私生活では2度の離婚を経験している。事務所を持たず、元妻を電話番として、高級車リンカーン・タウンカーの後部座席をオフィースとする中年の“リンカーン弁護士”ハラー。前半はロサンジェルスに点在する裁判所を縦横に行き来して従来の、主に麻薬がらみの依頼人たちのもとを訪れ、こまめに報酬を稼ぐ彼の日常が描かれる。 そんな彼に、「フランチャイズ事件」と呼ばれる、多額の報酬が約束された、資産家の息子の暴行事件に対する弁護の依頼が舞い込む。意気込んで事件を調べるハラーだが、事態はそううまく運ばず、その息子ルーレイがとんでもない悪党だということがわか... | ||
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)J.K.ローリング ¥ 3,990 在庫あり。 ★★★★★ |
ハリー・ポッターと謎のプリ... | |
| 見ての通り二冊に別れているわけですが、期待して読んでみたものの、前半は色恋物語がダラダラ続き、読むのが嫌になりました。恋物語を読みたいわけじゃないし、その内容もイマイチ。このシリーズの趣旨はそうじゃないやんと思ってしまいました。はい、非常につまらなかったです。それでも我慢して読み進め、後半は今までとの関連性などの謎が分かっていき、なかなかおもしろかったです。ただ、ダンブルドアのセリフなど、読んでわかりにくいところもありました。タイトルの通り、シリーズを通して最も良くまとまった構成を持つ作品だと思います。そして、内容も濃い。ただ、翻訳がその分原著のレベルと肩を並べることができなかったとも感じました。訳文がただ単調であったり、表現に限界が感じられました。 英語が読める人であれば、ぜひ原書を読んでほしいと思います。 不思議な、いかにもハリー・ポッターというような雰囲気を持つ一作です。この巻は魔法省大臣がコーリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに交代したことの説明から始まる。前巻までにおいて、ファッジはヴォルデモート卿復活の警告を無視し、ハリーやダンブルドア校長と対立を続けた。そ... | ||
定本コロコロ爆伝!! 1977-2009 ~ 「コロコロコミック」全史¥ 1,680 在庫あり。 ★★★★★ |
定本コロコロ爆伝!! 19... | |
| エピソードやインタビューで当時の状況や裏話を記録として楽しめますので どの世代のコロコロ読者にも勧められます。 人によっては同書で取り上げられていない作品や作家のことも載せて欲しいと思うかも 知れませんので続編があるとうれしいです。 関わった人間の通底する「熱さ」が感じられるのでクリエイターを自認する方には特に読んで貰いたい。 relax誌2003年4月号からの転載が多かったのは物足りなく思いましたが、 同誌を持ってないのなら必携です。 | ||
モモ (岩波少年文庫(127))ミヒャエル・エンデ ¥ 840 在庫あり。 ★★★★★ |
モモ (岩波少年文庫(12... | |
| ある本を探して本屋さんをブラブラしていた際、 たまたまカートに置かれていたこの本を見つけました。 小学生のころに、面白い本と有名だったな。 そんなふうに思いながら、 目的の本も買わずに思わず衝動買いしてしまいました。 有名だっただけに話の内容はネタばれで、 小学生のころはスルーして読まなかったのもこの本です。 たまたま手に取って読みましたが、 うわさ通りの内容ですね。大満足です。 子供でも十分に内容理解できると思いますが、 大人になってから読むと、また違うものをじられるのでは。 個人的には、「時間は心で感じるもの」という考え方に 一番グッときました。 読み終わって間もないうちに再び開き、 何度も読み返しています。 何回読みなおしても飽きないのが不思議で、嬉しいですね。 読むたびに心休まる一冊です。 子どもでも楽しめると思いますが、 忙しい大人の方に読んでいただきたい物語です。 「忙しいのに本なんか読んでられるか!」 と思う人の方が考えさせられる事が多いのではないでしょうか。 残念なのは、 「児童文学」ということもあり、 平仮名が普通の本よりも多く、 少し読みにくいということ... | ||
最後の星戦 老人と宇宙3 (ハヤカワ文庫SF)ジョン・スコルジー ¥ 924 在庫あり。 ★★★★ |
最後の星戦 老人と宇宙3 ... | |
| 21世紀版「宇宙の戦士」と評されたシリーズだが、実際はかなり「終わりなき戦い」の ホールドマンの影響が強いのではなかろうか? ブレインパルの共感覚や、政府との微妙な 確執、現場の兵士による事態の遷移など、戦争へのスタンスは明らかに「終わりなき平和」 を意識したものだろう。もちろん全体の構造とラストは「終わりなき戦い」からで、停滞 フィールド(っぽい兵器)影響下での弓での戦いや、軌道上の戦闘艦をリターンして破壊する 点とか、ニヤリとさせられる部分も多い。星マイナス一なのは、敵が油断しすぎなのと、 CDF兵士らしい戦いが殆んど見られなかった事から。にしても、主人公の名前にこんな重大な 意味があったとは。ペリーによる開国は、日本以外ではあまり知られていないのに(笑)。 | ||
モンキービジネス 2009 Spring vol.5 対話号柴田元幸 ¥ 1,365 在庫あり。 ★★★★★ |
モンキービジネス 2009... | |
| 村上春樹氏へのロングインタビューと、小川洋子&川上弘美 両氏の対談を読む目的で購入。 ロングインタビューでは、村上氏の「作家としての身体と心」が執筆に与えた影響、当時の文壇や世評をどう思っていたか、などが、詳しくうかがえて面白い。小川氏、川上氏の対談からは、正反対の創作指向性を持つふたりの意見が、絶妙なやりとりを交えながら響き合っていく様子に、両者の知性の奥行きを見るようで、こちらもとても面白かった。 目的以外のページにも、おもいがけなくうれしいものがあって、満足。 作家の内面性という、なかなか表に出る機会がないものを、深いレベルで結晶させてくれた柴田元幸氏(本誌・編集長)に深く感謝。こういう雑誌は、長く続いて欲しいものです。村上春樹さんのインタビューを読む機会がなかったので最初のインタビューだけで、すでに満足でした!価値ありです。 柴田元幸さん責任編集文芸誌『モンキービジネス』最新号には、村上春樹さんのロング・インタビューが掲載されています。 村上春樹、聞き手 古川日出男「「成長」を目指して、成しつづけて―村上春樹インタビュー」 『monkey business 2009 ... | ||
ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)アリスン・マギー ¥ 1,050 在庫あり。 ★★★★★ |
ちいさなあなたへ (主婦の... | |
| お母さんの目線で描かれたあたたかい絵本で 気持ちがほっこりします。 この絵本は出会う人の心の中に届き、 優しさを膨らませてくれます。 誰もが持っている、人から愛してもらった記憶をよび起こすように語りかけられ、 『私はこんなに愛されて育ってきたんだ』と改めて実感することができます。 涙と共に ページをめくりました。私もこんな母になりたい。 ちいさな私をいつも見守ってくれたすべてに ありがとうでいっぱいです。 ありがとう。大人向け絵本です。ママが読んでジ〜ンとくる絵本ですが、子供に読み聞かせてもキョトン?な感じでした。また、、正直、何かで目にする機会があれば、買うまでもなかったかなぁと(^_^;)親になった貴方へこの本をお勧め致します。 温かく子供を抱きしめてあげて下さい。母にプレゼントされた本です。 とてもシンプルな内容の絵本ですが、本当に泣きました。何度読んでも泣けます。 学校に入ったり、親元から離れてしまうお子さんに、プレゼントしてあげてください。特に娘さんだと、とても感動すると思います。18年前、わたしがママになった日のこと それから、2人の子どもたちと共に 母として色んな経... | ||
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)スコットフィッツジェラルド 村上春樹 ¥ 861 在庫あり。 ★★★★★ |
グレート・ギャツビー (村... | |
| どうも『20世紀最高の小説ランキング』で第2位みたいです。 読んでいると、なんだかぼんやりした夢をみているような、そんな感覚でした。 特に奇抜なストーリーというわけでもないし(もちろん面白いけど)、どちらかというと文章のリズムや繊細な言い回しを楽しむ小説なのかと思います。 冒頭が特によかった。 原著で読むのがいちばんかと思うけども、そっちはかなり難解らしい。日本語にされてもその気は少なからずあります。なんだか、ふわふわした感じです。それがよいのだけども。 なんども読み返したくなる小説です。「ノルウェイの森」を読んでこの作品を読んでみようかなと思いました。 僕は、野崎孝さん訳の新潮文庫版を先に読みました。普段から夢中になって本を 読むタイプではなかったのでとにかくゆっくりじっくり読みましたが、 少々解りづらい語彙であったり文章もあったので、最初あまりピンときませんでした。 この度村上さんの訳で、再度読んでみました。中学生が、読んでも解りやすい文章に なっていて読みやすいなと感じました。それだけ村上さんが、 この作品に思い入れがあり、多くのひとに読んでもらいたいのだろ... | ||
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)パウロコエーリョ ¥ 580 在庫あり。 ★★★★★ |
アルケミスト―夢を旅した少... | |
| 自分を信じる事や、ゆだねる事の大切さに改めて気付かせてくれました。 幻想的で、絵本のように、楽しみながら読むことが出来ました。 読んだ後、自分にあてはめてみると、現実的にたくさんのことに 気付かせてくれました。 自分の人生や、自分の気持ちを、もっと大切にしようという気持ちが わきました。 ただ、もっと踏み込んで書いて欲しい・・・と感じる箇所もありました。 でもそうすると、絵本的な魅力はなくなってしまうのですが・・・ 人生に悩んだ時に、オススメの本だと思います。結構有名どころですが、 僕が読んだのは高校生のときでした、いろいろ考えさせられた言葉もあります。全ての事象には前兆があるというもので、哲学の要素が含まれますね、捉え方によっては宗教的だなと感じられるかもしれません。しかし、ストーリ的にはかなりセンスいいと思います。 校生だった僕にはちょっと物語的要素が強く感じられましたが、ある種の宗教的パワーとかは人が強く念じれば実現が可能なのかもしれません。 それは只の自己暗示で人間の無意識下において実行されうる現象かもしれないということは、可能性として否定できません。世界各国で高い評... | ||